
けん玉は、世界で遊ばれる木製の玩具。
けん玉は、十字状の「けん(剣)」と穴の空いた「玉」で構成される玩具です。日本のけん玉のルーツについて詳細は不明ですが、文献として確認できるのは江戸時代からで、国内唯一の開港地であった長崎から広まったものと考えらています。
今や競技としてのけん玉がブームになっていて、競技大会などでは「日本けん玉協会認定品」のものでないと使えないようです。この認定品は、国内のいくつかの製造所で作られている数ブランドのけん玉に限られているようです。
素材については、剣は「ブナ材」、玉は「サクラ材」で作られています。「サクラ材」はヤマザクラ材もしくはカバ材の可能性があります。いずれにしてもある程度堅さがある材なので、木同士がぶつかる玩具としては適している材だといえます。
最近では、海外の若者の間でけん玉ブームがあり、カラフルなけん玉が販売されています。これまでの伝統的な玩具というよりは、派手な技を決めることがクールとされ、ストリート系の若者で爆発的人気が出たようです。
大晦日の紅白歌合戦でも、けん玉のギネスに挑戦するということが恒例になっていて人気を博しています。肝心の歌は印象に残りませんけどね
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