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摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

台所には水屋の時代がありました

「水屋」はそもそも茶の湯において、茶室に必ず併設される重要な施設です。「勝手」「勝手水屋」とも呼ばれる台所的なスペースで、「はしり」と呼ばれる流しや、「水屋棚」という道具をしまったり茶巾を掛けたりする棚があります。この施設全体を「水屋」と呼びます。
そこからお茶の道具を整理する「茶箪笥」「水屋箪笥」と呼ばれる小さめの箪笥が作られるようになりました。
時代が下り、都市のインフラなどの変化に伴い台所の形態が変わっていきます。流しの設備・加熱器具の設備とともに、茶道の「水屋棚」のような機能を持った家具が日々の食器をしまうために導入されていき、「水屋」と呼ばれるようになったと考えられます。
織田作之助の「世相」をいう小説の中には「夜中におなかがすいたら、水屋の中に餅が入っていますから・・・」という記述があり、冷蔵庫がない時代には食器以外のちょっとした食べ物も水屋にしまっていたようです。
その後、「水屋」は日本中の台所で使われるようになりました。機能的にも引き戸で場所を取らず置く場所を選ばない、ガラス戸なので中の食器がよく見える、引き出しなど収納スペースのバリエーションが豊富など、使い勝手が大変良かった。システムキッチンが主流の昨今ですが、台所での「水屋」の価値を見直す必要があるのではないでしょうか。
今、レトロブームの中で「水屋」は年配の人にとっては懐かしく、若い人たちにとってはかわいい魅力ある家具として捉えられているようです。写真はおしゃれなカフェで見つけた「水屋」です。以前、お店の隣のお宅から譲り受けたそうです。お店の様々な物の収納として使いながら、ウッドテイストの落ち着いたインテリアとも素敵にマッチしています。

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