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摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

樽酒で一杯

「樽酒」は日本酒が持つ本来の香りに、杉や檜といった樽に使われた木の香りが合わさることで、独特な清々しい香りが生まれます。また、樽の中で寝かせることにより、まろやかさと口当たりが増し、木の温かみが感じられるまろやかな味わいになります。
そもそも、木製の樽にお酒を入れるようになったのは江戸時代のこと。お酒を江戸に運ぶ容器として、壺や曲げわっぱに変わって樽が使われるようになったのが始まりとされています。ただの容器として使われていた樽酒が、なぜ今も残っているのか。答えはシンプルで、日本酒が美味くなるからです。
酒樽づくりには釘や接着剤を一切使いません。全ての材料がぴったり合わさなければ、日本酒が漏れてしまいます。杉や檜から樽材として適した部分を切り出し、厚みと丸みを揃えた板を「榑(くれ)」と呼びます。また、板同士が接する側面のことを「正直(しょうじき)」と呼びます。酒樽は円筒状といっても、底から上部に向かって広がっている形なので、「正直」は微妙にカーブさせておく必要があります。榑を21〜22枚組み合わせて円筒状にすることで四斗樽と呼ばれる酒樽になります。細く割った竹を輪っか状に結ってつくる「箍(たが)」
をはめて仕上げます。
写真は明治神宮の参道で、数多く奉納されている酒樽。まこもという植物で編んだ「菰(こも)」と呼ばれる筵のようなものをまとっているので、「菰樽」または「菰冠樽(こもかぶりだる)」と呼ばれています。菰樽は、神社や飲食店の店頭に置いてある以外に、結婚披露宴や新築家屋の完成式などのお祝いの席での鏡開きに利用されています。
昨今はコロナ禍のせいで、飲食店の時短や休業が続いていて中々皆んなで集まってお酒を楽しむことが難しくなっていますが、僕なんかは大学以来の仲の良い友人と家飲みで何とか凌いでいます。とはいえ2ヶ月に一度程度の集まりなので、普段はステイホームで日本酒を楽しんでいます。今日もしめ鯖あたりを肴に一杯やりますか。

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