オリジナル家具に宿る先代マスターのこだわり

以前一度、飴色の立派なカウンターを紹介した、大阪ミナミ法善寺近くの老舗喫茶店「アラビヤコーヒー」。その時はマスター不在でお話は聞けなかったのですが、改めて取材させて頂くことができました。1951年のオープン当時から先代マスターはインテリアにこだわりがあって、カウンターだけではなくテーブルや椅子も全てオリジナルで作られたそうです。
写真の椅子は背もたれの部分が微妙なカーブを描いています。現代では曲げ加工で仕上げるのが普通ですが、この椅子の背は削り出しで仕上げています。そのため非常に丈夫で長年の使用にも耐え、オープン当初と変わらない姿でお客さまを迎えています。
木の温もりが感じられるこだわりのインテリアの中で飲むコーヒーは、なるほど美味いはずだ。