サバニは杉で造られた沖縄の伝統漁船
サバニは、かつて沖縄の漁業に使われていた伝統船で、現在はレーススポーツとして活躍中。そんなサバニの原料に使われるのは、宮崎県産の飫肥杉(おびすぎ)です。しなやかで軽く、水を吸いにくい特徴を持つため造船に向いています。
サバニは、一本の木をくり抜いて造る「くり舟」が原型と言われています。沖縄や周辺の島々では、漁業や荷物の運搬、人の移動手段として古くから使われていました。
サバニを使った伝統行事には、航海の安全や豊漁を祈願する「ハーリー」や風力と人力だけで約35km走り切る過酷な「サバニレース」があります。
こんな小さな木の船で、大海原に漕ぎ出す先人の勇気に改めて畏敬の念を覚えます。
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