世界が評価する木彫前田工房の魅力

昨夏に取材させて頂いた、木彫前田工房代表の前田暁彦さんに再び登場して頂きます。というのもその時に、ベトナムのホテルの下見に行かれるというお話を伺っていたので、その後の進捗も含めて改めて取材をお願いしました。
ベトナムのホテル三日月は完成していました。「日本」がコンセプトで、それを象徴するようなエントランスに長さ3メートルの欄間風の木彫が2台、堂々と飾られています。今後も広大な敷地の中で、新たな客室棟も計画中とのこと。
またオランダのキャロル・バーイングスさんというヨーロッパで活躍されているデザイナーとのコラボで木のプレートに漆をポイントで塗布した商品を販売したり、木彫をキャロルさんのデザインでミラノサローネに出展を計画されているそうです。
さらに、パリコレで木彫をファッションに取り入れるプロジェクトが進んでいるそうです。
国内では東京の建設会社の物件で、本格日本家屋の障子の飾りとして欄間ではなくて、桜のオブジェを木彫で製作中。今月中には納品されるとのこと。
今年はオランダ、ベトナム、イタリア、フランスなど海外での活動があり、その中で木彫を制作される時間も必要であり、大変忙しいとお話しされていました。
今、多分最後のだんじり(和泉市)の仕事をされているので、それが完成したら来年には海外でも使えるような社名や組織の変更も含めて、新たなブランディングを計画したいとのことでした。
次回からは、前田さん制作の木彫の具体的な物件・作品を紹介していきます。