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摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

世界一美しい木造建築物、法隆寺五重塔。【目利き社長の木になるはなし】

法隆寺は日本古来の木造建築として世界的に高く評価されており、1993年12月ユネスコの世界文化遺産に日本で最初に登録されました。中でも五重塔は日本の建築のシンボルとして世界的に有名です。
法隆寺では五重塔の心柱が最も古く、なんと594年に伐採されたヒノキであることがわかっています。木材の中でもヒノキは最高レベルの耐久性や保存性を誇り、伐採後200年間は強く、その後1000年かけて徐々に弱くなるといわれています。
1934年から1985年にわたる昭和の大修理は、全ての木材を一旦解体して痛んだものを差し替えて再度組み立てるという大規模なものでした。修理にあたった宮大工たちが古びた柱を解体し、カンナをかけてみると、ほとんどの木材は生のヒノキの香りが漂うほどの良好な状態だったので驚いたといわれています。
五重塔はその古さ、美しさばかりではなく、建築自体の耐震性の高さで有名です。地震や強風といった自然災害による振動を計算して造営されています。地震国日本に適した建築方法が1300年以上も前に既に確立され、なおかつ今でもその耐震性の高さを誇り続けています。
法隆寺五重塔は、日本人の知恵が結晶した世界一美しい木造建築物です。

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