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摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

北斎の浮世絵も一枚の版木から【目利き社長の木になるはなし】

北斎、広重に代表される浮世絵の多くは、江戸時代に何百枚、ものによっては何千枚と刷られた木版画であることはよく知られています。木版画による量産で安く手に入れられた庶民の娯楽でした。浮世絵版画は、「美人画」「役者絵」「武者絵」「風景画」、日常を描いた「風俗画」などが好まれました。浮世絵版画の制作は、絵を描く絵師、版木を彫る彫師(ほりし)、和紙に摺る摺師(すりし)というプロフェッショナルが分業していました。
木版画の版木には、黄楊(つげ)や椿、梨、楓などの木材が適していると言われています。版木は通常、木を輪切りにされた大きさまでのサイズしか取ることができないため、桜や黄楊、樺を小口に切ったものを接着した寄木の版木も作られています。版木は色数ごとに彫られていて、十色以上になることもあります。
あの世界に誇る日本の名画「Great Wave」こと、北斎の「神奈川沖浪裏」も一枚の版木から生み出されています。

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