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摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

和竿(わさお)の良さが見直されている理由

日本の釣り文化は、江戸時代に庶民の趣味として花開き、単なる食料調達から精神修養、自然との一体感を得る手段へと発展し、繊細な技術や独自の釣法が広がっていきました。
江戸時代の釣り道具は和竿と絹糸が基本で、漆で強度と美しさを高め、釣り針は様々な形が使われ、魚種や釣り方で竿の種類を使い分ける、洗練された文化に発展しました。
和竿の主な素材は竹で、布袋竹(ほていちく)・真竹(まだけ)・淡竹(はちく)・矢竹(やだけ)・高野竹(こうやちく)など、魚種や竿の部位に応じて様々な種類を使い分け、強度や調子を調整するために漆や絹糸、真鍮なども併用されます。
カーボンロッドなどの竿が主流になるなかで、再び和竿の良さは見直されています。第一に「釣り味」です。魚が餌に食いついた時の手応えがよくわかる。他の竿では味わえない繊細さがあります。第二に「竿の美しさ」です。漆塗りもさることながら、和竿は魚が掛かると美しい弧を描くのです。この日本ならではの釣り文化は残していきたいですね。

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