Menu

摂津市鳥飼銘木町 原木・銘木・製材加工
株式会社 中喜

和紙は木の長い繊維が優れた特長を生み出す

和紙の主な原料は、「楮(こうぞ)」、「三椏(みつまた)」、「雁皮(がんぴ)」といった木の「内皮」の繊維です。これらの原料は、繊維が長く強靭で、和紙特有の薄くて強い性質を作り出すことができます。また、和紙の製造工程で繊維を均一に分散させるために、トロアオイの根から抽出した粘液(ねり)が用いられることもあります。
楮(こうぞ)は、クワ科の植物で、丈夫で厚い紙を作るのに適しています。
三椏(みつまた)は、繊維が繊細で、光沢があり、優美な質感の紙を作るのに適しています。かつては紙幣の原料にもなっていました。
雁皮(がんぴ)は、繊維が細く光沢と強さを持つ紙に適しています。
和紙の製法には「手漉き」と「機械漉き」があります。手漉きは紙を漉く人の個性が現れます。また、様々な素材を漉き込むことによって、デザイン性の高い和紙を作ることができます。機械漉きは、均一の品質の紙を大量に生産するのに向いています。
和紙の持つ強度、吸湿性、保存性という特徴を生かして、建具や明かり・雨具・扇子など、幅広い用途で使われています。
正倉院には今から1000年以上前に使われた紙が残されています。洋紙の寿命は100年、中性紙が3〜400年と言われ、いかに和紙の保存性が高いかを示す事例です。

木に関する様々な情報を発信しています。ぜひ下記ページもご覧ください。
「木のコンシェルジュ」として木に関するご相談にもお応えします。

Copyright © Nakaki co.,ltd.All rights reserved