
清水寺の「舞台」は、芸能を奉納する晴れ舞台。
「清水の舞台から飛び降りる」という諺で知られる、清水寺の「舞台」は、本堂から崖に張り出した木造建築で、約13メートルの高さにあります。樹齢400年あまりの欅(けやき)が使われ、その高さは約12メートル、周囲は約2メートルにも及びます。「懸造り(かけづくり)」という伝統的な建築工法で、格子状に組まれた木材同士が支え合い、釘を一本も使わずに耐震性の高い構造となっています。
現在の建物は、寛永10年(1633年)に徳川家光の命によって再建されたものです。2020年末に、檜皮(ひわだ)屋根と「清水の舞台」の床板の張り替え工事が完了し、新しくなった本堂がお目見えしました。
元々は観音様への芸能奉納の場所として特別な行事の際に、雅楽・歌舞伎・相撲などが奉納されていました。一世一代の晴れ舞台を意味する「檜舞台」の語源になったとされています。
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