和紙は木の長い繊維が優れた特長を生み出す
和紙の主な原料は、「楮(こうぞ)」、「三椏(みつまた)」、「雁皮(がんぴ)」といった木の「内皮」の繊維です。これらの原料は、繊維が長く強靭で、和紙特有の薄くて強い性質を作り出すことができます。また、和紙の製造工程で繊維を均一に分散させるために、トロアオイの根から抽出した粘液(ねり)が用いられることもあります。…more
木の印鑑は、温かみのある手触りが魅力。
木の印鑑の良さは、温かみのある自然な風合い、一本ごとに異なる美しい木目、そして硬さや耐久性、扱いやすさなど、素材による多様な魅力にあります。
印鑑には、柘(つげ)、黒檀(こくたん)、楓(かえで)などが適しています。特に柘は、緻密で程良い粘りがあり、印鑑として彫刻しやすい性質から、最も普及している木材系印材です。本柘(薩摩本柘)の高級品からアカネ(外国産柘)のような安価なものまであり、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。 …more

