
木炭には様々な用途があり、日本独自の炭文化も生まれた
木炭とは、木材を高温で空気を遮断した状態で加熱することによって、木材中の酸素と水素を揮発させ、炭素を主成分とした炭質物に変えたものです。黒炭と白炭に大きく分類され、製造方法や用途が異なります。燃料・消臭剤・土壌改良剤・活性炭など多岐にわたる用途で利用されています。 …more

木桶は発酵食品の醸造に適した環境を作る
木桶は、木材を組み合わせて作られた円筒形の容器のことです。主にスギやヒノキなどの木材が使われ、底板と側板を組み合わせ、竹などで作られた箍(たが)で締め付けられて作られます。接着剤や釘は使わず、木と竹と水で作られるため、通気性や保温性に優れ、発酵食品の醸造に適した環境を作るとされています。木の表面にある微細な孔が微生物の住処となり、醤油・味噌・酢・酒などの味や風味に個性が生まれます。